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映画化について思うことつれづれ1

映画化について、いろいろ明らかになってきたり、話題が盛り上がったりしておりますね!

そんなわけでちょっと駄文を……


映画の青木くん

俳優さんがかなり人気のある方ばかりなので、TVでしょっちゅう拝見してますよね。

「掟上……」で岡田くんが出てくるたびに「青木くんかあ……」と思ってみたり。
「サイレーン」で美女菜々緒に殴られたり蹴られたり刺されたりする松坂くんをみてドキドキしてみたりしております。

で、最近明らかになった、原作とかなり違う所

原作では犯罪者の脳に直接電気刺激を与えて生前の脳の映像を見ます。
その際に「脳」さえあればOK。
捜査官たちはTVを見るようにその映像を見ることができます

映画では

犯罪者の脳は身体に入ったまま

捜査官の「生きている脳」を経由してモニターに映す

ようにしたみたいです。
(それが青木くんのパーマ………もとい。ヘッドギアみたいなやつですね)

これは、大友監督が科学的にいろいろ調べて考えてこうしたようなのですが。
清水先生のインタビューや対談でも、実は科学的には脳の映像を映すというのは「無茶」だと語られております。

なぜかというと、私たちの記憶は時系列で並んでなくて、情報がバラバラにはいっているのであんな風に映像としてはみられないみたいなんですよね。

もっと断片的なものらしいです。

もともとフィクションであり、あまりその辺りは科学的につついちゃいけない箇所なのかも。

経由したからといってそれが可能かというとそれも?????なのですが。


にゃんたろーがこれを知った時

「この設定は捜査官の負担が重すぎるだろう……」

と思いました。
さすがに人権団体も黙ってないし、捜査官も嫌がるだろうし、そりゃー犯人の心の闇に取り込まれちゃうわ!と。

…………あっ!?
もしかすると大友監督はそこをより狙っているのかなあ!?

現在は刺激的な映像もたくさん見ようと思えば見れるし、ただ映像を見るだけでは「心の闇」に取り込まれるというのにイマイチ納得できなかったのではないか……?
という疑惑を抱きました。

でもそれでいうと……Zipの脳も経由してみるの??
犬の脳経由していいの……?そもそも脳や目の組織が違うんじゃないの……?
←だから科学的につついちゃいかんと………

あああっ!生きてる犬連れてくるのか!あのヘッドギア入るのかなー←だから科学的につついちゃいかん………


もともと、「秘密」というお話には

どんなに科学や文化が進歩しても誰にもとがめられない
唯一残された 自由な聖域
何を見ているのか
何を考えているのか

その人だけの秘密の領域なのだ

1巻 大統領暗殺事件より




MRI捜査はその聖域に切り込んでいくという、神をも恐れぬ行為だという重苦しいテーマが全体にはあるわけなのですが、そのあたりは大友監督もインタビューなどで語っていらっしゃいますね。

そのあたりの罪の大きさや負担の大きさを、監督なりに強調したかったのかなあ………
という気がしました。

でも科学的にしようとするあまり、ちゃちくなっちゃうんじゃないかという懸念も確かにあり。
それは公開してみないと、わかんないですね。


しかし、映画化のおかげで?新装版が発売されたり、新しいファンの方が増えたり、朝一番にネットで薪さんのイラストが記事に登っていたりと楽しいこともいっぱいですよー。
そしてもうすぐメロディも発売だし!

なんやかや言いつつ、嬉しいことであります!



そして、映画のキャスト薪さんと鈴木さんについて思うこと。

映画の薪さん&鈴木さん
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コメント

Secret

Re: おもしろすぎて我慢できない…;;;

>ゆけさん

あー、L!でもそんな危険なこと日本が誇るような優秀な頭脳の持ち主にやらせなくってもねえ(笑)
でもこれって危険な考え方ですかね??えへ。

創作する人を尊敬して尊重したい気持ちももちろんありますが、受け取り手の気持ちももちろんあるので、自分に合わないのはそっと蓋を閉じるという……それでいいかなーと思っていたりします。
100人いたら100通りの考え方や感じ方がありますからね!

楽しくお祭りに乗っていけるのが一番ですよねー!

おもしろすぎて我慢できない…;;;

>生きている人間なら誰でもいいのなら優秀な捜査官じゃなくていっそ……

この思考、Lですよ!!(笑)(≧∇≦)(あ、デスノートの。) あーおかし(;▽;) どツボにはまりました…でもわかるー!…が、がまんできなかった…

創作者、そうなんですよねー。私も思ってはいるのですが、人によってぴょーんと飛んでっちゃうことがあって…σ(^_^;) 好きな人限定で思うのかな…??でもにゃんたろーさんは全般的にそう思ってるっていうのは、なんとなくわかる気がします。そもそもブログされる人って多かれ少なかれそういう部分ありそうな気が…。
私、にゃんたろーさんが前にそれ言ってたのけっこう印象に残ってて、同じ理由で「でも読み手側の自由もあるはずだから…!」とも言っていたのがほんとにそうだよなーと思います。…あっなんか覚えててキモくてすみません;;; でもいいバランスでいるのって難しいですよね。
このまま楽しくお祭り便乗していけたらなーって思います♪( ´▽`)

Re: びっくりです(゜O゜;

>あおさん
おおー、あおさんも!ナーカーマー!

いやー、ほんとに無から生み出せる方々ってすごいとおもいます。
身を削るように創ってると思うんですよね。ある意味神様のような存在です。


>何にしても、大友監督という偉大な監督に清水先生の作品を気に入って選んで頂けたことは本当に本当に感謝です♪
そうですよね!
原作も読まないで設定だけ拝借しましたっていう監督さんもいるくらいだから……
すごく原作を読み込んで作り上げようとしている大友監督には感謝です(^0^)

生田=薪さん、あの儚さや華奢さはないけど、薪さんの男らしさとか鋭さとかはけっこういい感じに滲みでている気がします!
でも実写ではそのほうがいいかなー。ともともと思っていたので、スクリーンで拝見するの楽しみです!

びっくりです(゜O゜;

こんばんわー

今こちらのみなさまのコメを読ませて頂いていたら…にゃんたろーサンのお言葉の中で、0から創りあげる創作者の方々に敬意を払っている…というような事を言われていて、まー驚いてしまい、思わず参上致しました!

私も昔から友達に言っていたのが「漫画家さんや画家、小説家さん、作曲家さんといった全く"無"の状態から、人の心を動かせる程のモノを生み出せる芸術家の方々って尊敬する!!」って。
本当に同じような事を思っている人が、こんな近くに(いえ実際遠いけど(笑))いた!っと、それに驚いてしまってつい書き込みしてしまいました(^-^;


映画の方は、大友監督が監督なりに深く理解した上で、更にエンターテイメントに仕上げておいでだと思いますので、多少の矛盾だとか、そこまでいっちゃう?みたいな点もひっくるめて、清水玲子先生も納得できるような壮大な作品になるものと信じております(^^)

何にしても、大友監督という偉大な監督に清水先生の作品を気に入って選んで頂けたことは本当に本当に感謝です♪

更に言えば、生田斗真さんの薪サンは、本来の薪サンの線の細さはない、どちらかと言えば骨太な男らしさの強いタイプだよね~と思っていたけれど、どこかで見掛けた、口元に指先を持っていく仕草に
ふと薪サンを感じたりもしました。

元々好きで、役に入り込むタイプの俳優さんですし、今回もすんごい研究したりしてくださっているでしょうし、実写薪サンここにあり!っていうのを早く観たいです(^∇^)

あーまた何様目線でダラダラすみません。とにかく同じことを発していたことに驚いて、それを伝えたかっただけなのです。←にしちゃ長げーなf(^^;

Re: わかりますー!

>ゆけさん
あのマシンはあまりに負担が大きいですよねえ。

>じゃあもういっそ狂う機械を使った方が、清水世界を知らずに観に来たオーディエンスには感覚的に、うわっえぐい!という感情を持たせることができるのではないか、と思ったりもしたのでした…。
あ、そうそう。
それがあるんじゃないかな?
私自身も、ベテラン捜査員で、薪さんに次ぐような頭脳を持っていた鈴木さんが貝沼の脳に引き込まれたのは「引き込まれる何か」があったからじゃない?とレビューで書いたのですが。
ついついわたしはLOVEのほうに考えちゃうけど、大友監督はそっちには考えられなかったor考えたくなかったのかなーと。

>にゃんたろーさんは、原作がもちろん大事で、いい加減に映画を諦めたりもしないけど、ちゃんと監督にも敬意を払っていて、でも安易に認めるわけでもない

そうですね……基本的に「創作者」っていう人達をすごく尊敬しているんです。自分がすごく凡人なもので。

映画でも小説でも漫画でも、0から何か価値のあるものを作るってすごいことだなって思うので。
その作品は基本的には彼らのものであり、誰にも犯されるべきものではないと思っています。

映画はまあ、原作があるからちょっと別かもしれませんが、あんな大きなお金とたくさんの人と利害関係とかを満たさないといけない仕事って想像しただけでお腹イタイです。ほんと偉いなーって(笑)

でも、それでも原作を愛するあまり「やだー!!」って思う気持ちもわかるんですよ。
うん。
それもやはり愛ゆえですからね。

Re: ごめんなさい。。。

>eさん
なんでごめんなさい?長いの大歓迎!(笑)

そうそう、同期するってそういうことですよね?多分……
でも意識のある捜査官が連動させるってそうとう脳にダメージありそう………。

生きている人間なら誰でもいいのなら優秀な捜査官じゃなくていっそ……いやいや日本法治国家!とか(笑)想像たくましくしていました。

大統領事件の、あの一節と

「見ることで聖域を荒らされるなら一生見ない」
「それくらい愛している」

は私もベースになっているテーマのひとつだと思っています。

薪さんは「見られたくない」けれど、事件解決のため「見なくてはならない」というジレンマを持っていて、でも自らも両親のどんな危険を、倫理違反を犯してでも解明したかった事件を抱えていたという過去もあって。
すごく長い間心を引き裂かれるような思いをして仕事していたんだと思います。

それが薪さんの苦悩であり、大友監督もそこに強く惹かれている感じは受けます。

でも本編では、きっと「もう見ない」「それくらい愛している」と同じような気持ちで外国へ行った薪さんだけど「生きてる限り大切なものはできる」「欲しくなくても」「そして秘密も」と、最後には思うという……

でも、それは罪ではなく、生きている限り当たり前のことだと受け止めているという………!!!

なんて素晴らしいラスト……(T0T)


あっ、すみません熱くなっちゃった(笑)
岡田くん、妖精耳ですよねえ?あのうるうる目と相まってかわいい……。原作の二重丸青木の目と全然違う……。

そしてZipの脳のこと考えてたらギャグになっちゃった!ついつい………!



わかりますー!

(ほんとにわかってんのか?)
私も特報の日、職場の子(ほぼ無理やり読ませた)と一緒に見て、2人でぎゃーぎゃーなったのが、そりゃ捜査員全員ダメになるだろう!ってことで(笑)。捜査員が狂うほどの貝沼の異常性ってのがボケボケだろう!…とか言ってたんですけど。
でも1人で考えてみたら、貝沼の異常性も、捜査員が狂った経緯も、映画で描き出すのはもしかしてものすごく難しいことなんじゃないのか、じゃあもういっそ狂う機械を使った方が、清水世界を知らずに観に来たオーディエンスには感覚的に、うわっえぐい!という感情を持たせることができるのではないか、と思ったりもしたのでした…。
でも気持ちってひとつじゃないので、同時に、あのマシン!とか、監督!とかいろいろごちゃ混ぜに考えてて、ほぼマシンに占領されていた時もありました……
でもそういうことですよね…?方向としては合ってますよね…!?;;;;;ちがうかな……

しかし、私がなんとなく思うに、にゃんたろーさんは、原作がもちろん大事で、いい加減に映画を諦めたりもしないけど、ちゃんと監督にも敬意を払っていて、でも安易に認めるわけでもないという、なんだろ……物事との向き合い方がちゃんとしてる人なんだなあっていうのをですね……文章だけでもすごく感じてしまうのです……勝手に。ナウシカに沈静化される王蟲の気分なんです……。だから読みに来るの好きなんです。
私は考える前に言う、考える前にやっちゃうタイプなので……。ダッと来たらバッって。短絡的(笑)。
あー長くなってすみませんー。でもにゃんたろーさんの意見聞きたかったので、うれしいですーー。

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Re: 映画化楽しみで、そして不安ですー

>ひろこさん
わー、ありがとうございます!こちらでも!

映画、楽しみで不安もあって、でも話題になってていろいろ入り混じってますよねー!
でも総じて楽しみかなーと思ってます!

来週のメロディも楽しみですねえ〜〜!!

映画化楽しみで、そして不安ですー

毎日更新楽しみにしてます。

今回の映画の分析もわかりやすい&イラスト上手で♫

来週のメロディ発売楽しみです◎
プロフィール

ねこじゃらしにゃんたろー

Author:ねこじゃらしにゃんたろー
こんにちは
にゃんたろーです!

清水玲子さんの「秘密」についてのレビューを書き散らかします。
ネタバレばかりです。要注意です。

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