秘密 トップ・シークレット 2009 (7巻)レビュー3

7巻 レビュー3


今回は青木のターン!!

7巻 中盤は青木くんのターン

すんません、緊迫する内容とは全然関係ないイラストです。




「先に帰ってろ!!」という薪を追いかける青木だったが、目の前でやりきれなさに顔を覆い座り込む薪をみて……

その両手を包み込み

「大丈夫ですよ オレが助けますから」

と言うのだった。
「笑わかすな」と思わず笑みをもらす薪。

しかし、青木はーー
「オレが航空機操縦免許とってるのはご存知ですよね」
「誰もいかないならオレがいってあの少女を助けてきます」
と真剣な面持ちで、薪を見つめるのだった

青木の「自分が少女を助けに行く」という提案が本気だと知った薪は、しばし呆然とするがーー
「どういう事かおまえ…わかって言っているのか!!?
雪子さんにプロポーズをしたんだろう。減給や戒告じゃすまない。免職だぞ。いいのかそんな事で!!」
と問う薪に
「閉じ込められているのがもし「自分の娘」だったらーーでは、もし閉じ込められたのが三好先生だったら…」

「もし、薪さんだったら」

「閉じ込められているのは「どこの誰ともわからないたった一人の命」じゃない」

「誰かの「三好先生」で誰かの「薪さん」で誰かの大切な「娘」なんです」

と青木は答えるのだった。

薪を巻き込むわけにはいかない、聞かなかったことにしてくれと言い残して去る青木に薪はーー

あの卑怯な大臣のように
無関心な一般の人々のように
嘆き悲しむだけの僕のように

どうしておまえだけが「そう」割り切って考えられないのか
他人の苦しみをいつまでも自分の苦しみのように考え続けるのか
「どうせ他人事だ」と切り捨てて自分の生活を守ることをまず考えられないのか

どうして

いつもいつも いつも

青木

そんな生き方ではダメだ
そんな事ではいつかお前まで「あの男」のように 
僕を護って死んだ「あの」

「鈴木!」

薪は青木の元へ階段を駆け下り、平手うちを食らわす。
「くそ…っっなんで…僕がこんな事を…っ」
「ろくでもない おまえの計画など聞かん!僕が全て指示を出す おまえはもう一切自分の頭を使うな 僕の指示通りに動け」
「少女を本当に助けたいのなら僕の指示に必ずしたがえ わかったか!」

とどなりつけ、救出のための策を取り付け始める。
「もう「第九」から殉職者は出さん!」

こみ上げる「何か」に、青木はーー
無事に第九に帰ってきてから、薪にその「何か」を伝えようとーー少女の救助へ向かうのだった



「それ………褒めて…」
「褒めてるようにみえるのかっっ」のシーンも好き〜。

青木くんのKYは、やっぱり斜め上をいってます!!


が、しかし!ここは青木くんの本領発揮のシーンでありますな!!
とても重要なシーンですよね〜〜!!
これはやっぱり惚れちゃうな……無理もない!(え?)

そして「鈴木!」「青木です」のナチュラルなやりとり(笑)

文字では表現しきれない名シーンがぶっ続けです!
名シーンすぎて感想も書けないくらい!



7巻中盤後半みどころ 秘密 トップ・シークレット
っつって青木くんのターンだって言いつつ、青木くんを描いてなくてスミマセン………



黙秘を続ける淡路に、咲の救出捜査は手詰まりになっていた。
千堂外務大臣は土下座をして詫びるが淡路は……
「憎い私に偽りの謝罪をしなくてはならないほど娘の命を助けたいと思っているのなら なぜーーー」

こ ろ さ な い ?

自分を殺して、その脳を見ようとしないのだーー?


一方、沖縄県警で待機する青木は、岡部と連絡をとりあう。
青木の気持ちは逸るが、「協力を要請するからには納得出来る情報を提供する義務がある」といい含める岡部。

そして、宇野が決定的な画を発見し救助に必要な情報がそろいつつあった。

「少女が拉致されコンテナに入れられている監視カメラの画」
「少女の身許がわかる近親者の証言」

を揃え、警視総監に協力の要請を求める薪

ただ、もうひとつ

「現在生存して救助を求めている証」

一番重要なこの証については入手できずにいた。
しかし、それでも救助に向かうべきだ「一体いつになったらこの国は本気で国民の命を守る気になってくれるのか、判断を誤ったと後悔してももう遅いのだと何故ーー」と声を荒げ総監に詰め寄る薪。
「私を脅しているのか」と言われ……「いえ…ただ…」思わず逡巡する薪は、あの青木の言葉を胸に据えた。

「ただ 考えて頂きたいのです

それがもし もし 総監…あなたのお嬢さんなら 
閉じ込められたのが あなたの一番大切な人だったら

たとえ たとえ まにあわず もう「息絶えた」状態になっていたとしても
一刻も早く暗く狭いコンテナの中から助けてあげたいと

思われませんか?」

その言葉にーー
警視庁から正式な救助要請がでた。


ここは薪さんもかっこよかった!!

あの、わーっと暴言を総監に投げつけちゃってから、ぐっと抑えて青木くんの言葉をなぞって伝えるシーンは胸アツでした!!

やっぱり薪さんには青木くんという存在が必要なんだと、
類稀なる知識と洞察力だけでは、動かせない何かがある、と思えた名シーンでしたよ!




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コメント

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Re: 拍手

Kさん、鍵コメありがとうございます!888、ありがとうございます!
な……なにかリクエストとか……ありますか……。
こういう記事が読んでみたいとか……
こういうイラストが見たいとか……

あったらお知らせくださいません(^0^)

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ふふふ

なみたろうさん
7巻が好きすぎて途中で止められなかった……
コメントありがとうございます!

7巻は名場面がありすぎますよね!
薪さんが総監に言い返すところは、ヘリの音は多分、青木くん乗ってないやつじゃないですかね?(青木くんは沖縄にいるので)でもあの音で青木くんを想ったのは間違い無いと思います!

両手覆いの「笑わかすな」も何気にかわゆい……!

「フグ調理師免許」!ふふふ!(おちょもりんさんの面白かったですね)

eriemamaさん
あ、あのあたりは若干私情が入っているかもしれません。えへ。
でも、薪さんでは多分思いつかなかった言葉だったというか、その前の攻撃的な言葉になってしまうと思うんですよね。

青木くんの言葉をなぞっているのは確かだと思うので、まるで北風と太陽のようだわ……と思ったものです。

多分 総監に怒られる→やばっ→ヘリの音聞く→青木くん思い出す→青木も頑張ってるはず!自分もやらねば!
みたいな心の動きがあったのではないかと……
私が書くと全然薪さんっぽくないですね(^ー^;)

No title

そうか、最後に総監を動かしたのはつまり青木の言葉だったってことなのですね…キリッと顔上げた薪さんの美しいお顔に気をとられて気づかなかったた(アホ)

関係ないですが薪さんあの日きっと手、洗ってないでしょう(笑)何回も青木にタッチ(笑)、もったいなくて(´∇`)

怒濤の更新!!

すごいですなにか乗り移ってます?(笑)
にゃんたろーさんのイラスト、トレースだとはおっしゃいますが、切り取るポイントもコメントも良いですな~ツボです~。

で、7巻は私も大好きです!!
特に薪さんが青木の手、握り直してから大臣にケンカ売るとこと、薪さんが青木の乗るヘリの音聞いてからキリッと総監に言い返すとこ。
もうッどんだけ青木大好きなの薪さん!!
「ウチの岡部がなにか」とラストの「喜びますよ」…ワル薪全開も大好き♪
で、最近、ベタですが階段シーンもやっぱりいいッと。
顔覆ってた両手をギュ、なんて女の子にしか、しかも気があるコにしかしませんよね普通!!しかも何がすごいってあの薪さんが抵抗しないんですよ!!
やっぱり「ついて来るな」を突破した先には素直な薪さんとゆうご褒美が?

せっかくのいい雰囲気も青木の「俺がフグ調理師免許持ってるのはご存知ですよね」でぶち壊しなんですが。
あれ?
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ねこじゃらしにゃんたろー

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こんにちは
にゃんたろーです!

清水玲子さんの「秘密」についてのレビューを書き散らかします。
ネタバレばかりです。要注意です。

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