MELODY 2017 4月号 秘密 増殖 act.5 その1
春………
ですね………。
相変わらず、にゃんたろーちょっと死にかけてますが……。
でもなんとか生きてます。(どっち??)
そんなわけで、4月号のレビューを!!
油断してたら6月号きちゃうわ!
(6月号楽しみですけどね!)
誰か 誰か
誰か、を求めてうなされる山城の手を固く握りしめる青木。
山城は青木の耳に囁く。
コダマのコドモ
弱々しかったはずの手で青木の胸ぐらを掴み、「コドモをコロセ」と迫る山城。
困惑する青木に「撃て」という声。
青木は銃を構え、児玉に向けていた。
「青木!早く撃て!何をしている!早く撃たないと犯人が人質を」
その声は薪だった。
「舞ちゃんが」
助けを求めて「行ちゃん」と泣き叫ぶ舞。
「撃てーっ」
声に促されて発砲する青木だが、その銃弾は青木の大切な舞に……
ガタン、と車が揺れると同時に「青木!」と声をかけられハッとする青木。
「ぼうっとするな『つばき園』まで20分」
という岡部。
7月30日。
とうとうつばき園への強制捜査の当日、現場に向かう途中の車内だった。
全員武装し、後方支援の青木も用意しておけと指示をする岡部に「はい!」と答え気を引き締める青木だった。
まさか青木くん………
寝てたの………???
疲れているの……?疲れてるよね?うん………
君のそういうところ、嫌いじゃないよ、うん………。
(嫌いじゃないけど、ときどきイラっとしなくもない……)
単なる想像??なのかな……??
15年前、警察は一度ストーンヘンジに強制捜査を断行し、教団は解体させるも、教祖の児玉良臣の確保には至らず、結果今日の重大な被害を招いたとも言える。薪はその件について当時の警察の捜査に立腹していた。
強制捜査の前に出された薪からの言葉……
「骨の一部だけで死んだと満足するから簡単に騙されるんだ…」
「動物の肝臓で騙された童話のようにな…」
その静かな怒りに、一瞬薪を童話の魔女と錯覚する警察の面々。
「今度こそ児玉の首をとってこい…もちろん生きたままでな」
岡部と青木はそんな薪の指示について話し合う。
「薪さんは冗談めかして言ってたが」
「えっ 冗談…?じゃないんじゃ…?」
「あの人は気にしてるんだ」
15年前の強制捜査の際44人の集団自殺者を出したこと。
その中には自らの意思で死を選んだとは思えない幼い子供が多数含まれていた事を。
今回の強制捜査では一人の子供の死体も出すなーーー
薪は岡部に重ねて指示を出していたのだった。
しかしつばき園ではーーー
薪さん、とうとう白雪姫の継母コスプレ……。胸あるよ……??
第九のみなさんたら一体普段薪さんをどういう目で見ているんだろう……。怒ってなければ『第九の白雪姫』だし……。あ、本編でも『第九のお姫様』って呼ばれていたもんなー。
年齢的にはオヤジなのに姫キャラな薪しゃん……。
そして小人コスの岡部さんと青木くん。清水先生ノリノリ(笑)
岡部さんが「ハイジ」のおじいさん、オンジにしか見えませんが(笑)
そして意外とどんなコスプレもこなす男、青木。
真面目な話になると、子供たちが犠牲になった事件を気にしている薪さん、とてもらしいですね。
そしてその真意をちゃんとくんでいる岡部さん……。
(しかし、あれを冗談めかしてってとるあたり、さすが母さんだよ……)
いいコンビだわあ……。
児玉からの提案で、全員で旅行に出るという話がされていた。
みんなでの旅行という提案にはしゃぐ子供達だったが児玉がパンッと手を叩くとびくっと怯えたように静まり返る。
「行き先はね まだ内緒なんだ」
「でも先にヨーコ先生が行って準備してくれているからね!」
「え…?だからヨーコ先生ずっといないの?」
「ああそうだよ光」
ことさらに明るく、旅行の支度をするよう促す児玉。
しばらく戻らないから何も残さないよう、ここにいた跡はひとつ残らず消す事ーー
子供達は児玉の言葉を疑わず、意気揚々と準備を始めるが原田亜紀は15年前の惨事を思い出して震えていた。
死のジュース、毒物を入れたジュースを無理やり子供達に飲ませ、死に追いやった事を……
まさか、また同じ事をーーと青ざめる原田亜紀。
準備を急ぐ子供達の中、『光』と呼ばれた少年だけはその輪から離れた。
「ヨシ先生のいう事をきかないと…お前もミドリちゃんみたいに『鬼』にされちゃうぞ!光!」
という声を背にして……。
光くん、美少年!!
一瞬薪さんの若いころかと思っちゃった!
髪型がなんだか懐かしい感じですが……。
須田のジャニオタ疑惑がにゃんたろーのなかで湧き上がりましたが、時代が違った(笑)
それにしても教団の子供達の態度、とてもカルトなかんじでうすら怖いわ……。
異常な空間でも、意外と子供は子供らしかったりして、それでもその異常さが子供を蝕んでいたりするんだよねえ……。
「カルト村で生まれました」というエッセイ漫画を思い出しちゃいました。
一方、第九では薪がさらに須田の脳内映像をチェックしていた。
須田の脳に映った「光」の姿。
その目にうつり込む須田の唇の動きを解析しようとしていたのだ。
波多野が駆け込んできてその成功を伝える。
その会話の内容から、「光」と須田は母子であり、少年の面差しからみて父親は児玉と思われた。
え〜〜??
似てますか……??似てませんよね……??まさか児玉も若いころは……美少年だったの……??
えっと、まあ似ている、ということにしておきましょう。
教団はハーレムを形成していたからそのこと自体は考えられることだった。
しかし、須田は児玉の光への扱いに不満を募らせていたらしい。
考えを巡らせる薪に、波多野は「コレってつまり『大奥』ですよ!!所長!!」
「『殿』の寵愛を誰があるいはどの子が一番にうけるのか!ってやつ」
「え?」
「だから!みんなが言ってる『薪所長の一番のお気に入りの部下は岡部室長か?』『イヤイヤ!青木室長だろ!』ってのと同じです!」「私は岡部室長に一票!」
「……?……?……?」
波多野の例えは今ひとつピンとこない薪だったが、波多野はどうやら須田は長男である光にいつまでも「ホーリーネーム」が与えられず、原田亜紀の子供を可愛がる児玉に不満を抱いていたではないかと続ける。
児玉が躊躇なく須田の脳を撃ったことからも愛情のなさがうかがえると。
波多野ちゃんますます良いキャラに!!
「大奥」をご愛読ですね!
そして『みんな』に一番のお気に入りは?なんて噂されている第九の姫……ならぬ殿。
岡部OR青木なんですね……!!
私も岡部さんに一票入れたいところですが、お気に入りという点では青木くんに一票でしょう……!
信頼という意味では岡部さんに一票です。
そして「ホーリーネーム」って(笑)あれ、これって一般的に使うものなの??
「…違った……」
そう呟く薪に、自分の考えがちがっていたかと言う波多野だったが、薪の思考はもう先に進んでいた。
そもそも、須田はなぜ服毒自殺を……??
MRI捜査を知らないとは考えられない。須田は才女だ。死後脳を見られることなど承知のはずーー
その考えを波多野に話す際、ふと指が再生のボタンに触れる。
ハッと画面に見入る二人の目にうつったのは、須田に顔を触れられ、口づけをされる光少年の姿だった。
その画の異常さに驚く波多野。
薪は須田の真意を悟った。
「この女は教祖で夫でもある児玉を売ったんだ……」
若く美しい息子を愛し。
児玉の存在を邪魔に思い。
しかし、光を時期教祖にするためには自分が裏切り者になるわけにはいかない。
そしてわざと映画に児玉が映るよう仕向け、あくまでも児玉を守るために犠牲になって自害したという形をとりーー
あの女が警察を
今度こそ児玉をつかまえろ
抹殺してみせろと
「プリオン」をばらまき大勢を殺し
警察を 第九を動かし
岡部を 青木を導いた 児玉のもとにーー
後半に続く!
須田にこねくりまわされる光くんのMRI画像、清水先生が鉛筆で描いてゴシゴシされているのかとおもうとなんか感慨深かったです。
漫勉の収録の後に、このお話を描かれたのかな〜とおもうのですが、大好きな浦沢直樹先生と対談されて、清水先生も漫画家魂にますます火がついたのか、この回はお遊びや見所も多くて楽しかったですね。
(ってまだ後半のレビュー終わってませんが!)
ですね………。
相変わらず、にゃんたろーちょっと死にかけてますが……。
でもなんとか生きてます。(どっち??)
そんなわけで、4月号のレビューを!!
油断してたら6月号きちゃうわ!
(6月号楽しみですけどね!)

誰か 誰か
誰か、を求めてうなされる山城の手を固く握りしめる青木。
山城は青木の耳に囁く。
コダマのコドモ
弱々しかったはずの手で青木の胸ぐらを掴み、「コドモをコロセ」と迫る山城。
困惑する青木に「撃て」という声。
青木は銃を構え、児玉に向けていた。
「青木!早く撃て!何をしている!早く撃たないと犯人が人質を」
その声は薪だった。
「舞ちゃんが」
助けを求めて「行ちゃん」と泣き叫ぶ舞。
「撃てーっ」
声に促されて発砲する青木だが、その銃弾は青木の大切な舞に……
ガタン、と車が揺れると同時に「青木!」と声をかけられハッとする青木。
「ぼうっとするな『つばき園』まで20分」
という岡部。
7月30日。
とうとうつばき園への強制捜査の当日、現場に向かう途中の車内だった。
全員武装し、後方支援の青木も用意しておけと指示をする岡部に「はい!」と答え気を引き締める青木だった。
まさか青木くん………
寝てたの………???
疲れているの……?疲れてるよね?うん………
君のそういうところ、嫌いじゃないよ、うん………。
(嫌いじゃないけど、ときどきイラっとしなくもない……)
単なる想像??なのかな……??
15年前、警察は一度ストーンヘンジに強制捜査を断行し、教団は解体させるも、教祖の児玉良臣の確保には至らず、結果今日の重大な被害を招いたとも言える。薪はその件について当時の警察の捜査に立腹していた。
強制捜査の前に出された薪からの言葉……
「骨の一部だけで死んだと満足するから簡単に騙されるんだ…」
「動物の肝臓で騙された童話のようにな…」
その静かな怒りに、一瞬薪を童話の魔女と錯覚する警察の面々。
「今度こそ児玉の首をとってこい…もちろん生きたままでな」
岡部と青木はそんな薪の指示について話し合う。
「薪さんは冗談めかして言ってたが」
「えっ 冗談…?じゃないんじゃ…?」
「あの人は気にしてるんだ」
15年前の強制捜査の際44人の集団自殺者を出したこと。
その中には自らの意思で死を選んだとは思えない幼い子供が多数含まれていた事を。
今回の強制捜査では一人の子供の死体も出すなーーー
薪は岡部に重ねて指示を出していたのだった。
しかしつばき園ではーーー
薪さん、とうとう白雪姫の継母コスプレ……。胸あるよ……??
第九のみなさんたら一体普段薪さんをどういう目で見ているんだろう……。怒ってなければ『第九の白雪姫』だし……。あ、本編でも『第九のお姫様』って呼ばれていたもんなー。
年齢的にはオヤジなのに姫キャラな薪しゃん……。
そして小人コスの岡部さんと青木くん。清水先生ノリノリ(笑)
岡部さんが「ハイジ」のおじいさん、オンジにしか見えませんが(笑)
そして意外とどんなコスプレもこなす男、青木。
真面目な話になると、子供たちが犠牲になった事件を気にしている薪さん、とてもらしいですね。
そしてその真意をちゃんとくんでいる岡部さん……。
(しかし、あれを冗談めかしてってとるあたり、さすが母さんだよ……)
いいコンビだわあ……。
児玉からの提案で、全員で旅行に出るという話がされていた。
みんなでの旅行という提案にはしゃぐ子供達だったが児玉がパンッと手を叩くとびくっと怯えたように静まり返る。
「行き先はね まだ内緒なんだ」
「でも先にヨーコ先生が行って準備してくれているからね!」
「え…?だからヨーコ先生ずっといないの?」
「ああそうだよ光」
ことさらに明るく、旅行の支度をするよう促す児玉。
しばらく戻らないから何も残さないよう、ここにいた跡はひとつ残らず消す事ーー
子供達は児玉の言葉を疑わず、意気揚々と準備を始めるが原田亜紀は15年前の惨事を思い出して震えていた。
死のジュース、毒物を入れたジュースを無理やり子供達に飲ませ、死に追いやった事を……
まさか、また同じ事をーーと青ざめる原田亜紀。
準備を急ぐ子供達の中、『光』と呼ばれた少年だけはその輪から離れた。
「ヨシ先生のいう事をきかないと…お前もミドリちゃんみたいに『鬼』にされちゃうぞ!光!」
という声を背にして……。
光くん、美少年!!
一瞬薪さんの若いころかと思っちゃった!
髪型がなんだか懐かしい感じですが……。
須田のジャニオタ疑惑がにゃんたろーのなかで湧き上がりましたが、時代が違った(笑)
それにしても教団の子供達の態度、とてもカルトなかんじでうすら怖いわ……。
異常な空間でも、意外と子供は子供らしかったりして、それでもその異常さが子供を蝕んでいたりするんだよねえ……。
「カルト村で生まれました」というエッセイ漫画を思い出しちゃいました。

一方、第九では薪がさらに須田の脳内映像をチェックしていた。
須田の脳に映った「光」の姿。
その目にうつり込む須田の唇の動きを解析しようとしていたのだ。
波多野が駆け込んできてその成功を伝える。
その会話の内容から、「光」と須田は母子であり、少年の面差しからみて父親は児玉と思われた。
え〜〜??
似てますか……??似てませんよね……??まさか児玉も若いころは……美少年だったの……??
えっと、まあ似ている、ということにしておきましょう。
教団はハーレムを形成していたからそのこと自体は考えられることだった。
しかし、須田は児玉の光への扱いに不満を募らせていたらしい。
考えを巡らせる薪に、波多野は「コレってつまり『大奥』ですよ!!所長!!」
「『殿』の寵愛を誰があるいはどの子が一番にうけるのか!ってやつ」
「え?」
「だから!みんなが言ってる『薪所長の一番のお気に入りの部下は岡部室長か?』『イヤイヤ!青木室長だろ!』ってのと同じです!」「私は岡部室長に一票!」
「……?……?……?」
波多野の例えは今ひとつピンとこない薪だったが、波多野はどうやら須田は長男である光にいつまでも「ホーリーネーム」が与えられず、原田亜紀の子供を可愛がる児玉に不満を抱いていたではないかと続ける。
児玉が躊躇なく須田の脳を撃ったことからも愛情のなさがうかがえると。
波多野ちゃんますます良いキャラに!!
「大奥」をご愛読ですね!
そして『みんな』に一番のお気に入りは?なんて噂されている第九の姫……ならぬ殿。
岡部OR青木なんですね……!!
私も岡部さんに一票入れたいところですが、お気に入りという点では青木くんに一票でしょう……!
信頼という意味では岡部さんに一票です。
そして「ホーリーネーム」って(笑)あれ、これって一般的に使うものなの??
「…違った……」
そう呟く薪に、自分の考えがちがっていたかと言う波多野だったが、薪の思考はもう先に進んでいた。
そもそも、須田はなぜ服毒自殺を……??
MRI捜査を知らないとは考えられない。須田は才女だ。死後脳を見られることなど承知のはずーー
その考えを波多野に話す際、ふと指が再生のボタンに触れる。
ハッと画面に見入る二人の目にうつったのは、須田に顔を触れられ、口づけをされる光少年の姿だった。
その画の異常さに驚く波多野。
薪は須田の真意を悟った。
「この女は教祖で夫でもある児玉を売ったんだ……」
若く美しい息子を愛し。
児玉の存在を邪魔に思い。
しかし、光を時期教祖にするためには自分が裏切り者になるわけにはいかない。
そしてわざと映画に児玉が映るよう仕向け、あくまでも児玉を守るために犠牲になって自害したという形をとりーー
あの女が警察を
今度こそ児玉をつかまえろ
抹殺してみせろと
「プリオン」をばらまき大勢を殺し
警察を 第九を動かし
岡部を 青木を導いた 児玉のもとにーー
後半に続く!
須田にこねくりまわされる光くんのMRI画像、清水先生が鉛筆で描いてゴシゴシされているのかとおもうとなんか感慨深かったです。
漫勉の収録の後に、このお話を描かれたのかな〜とおもうのですが、大好きな浦沢直樹先生と対談されて、清水先生も漫画家魂にますます火がついたのか、この回はお遊びや見所も多くて楽しかったですね。
(ってまだ後半のレビュー終わってませんが!)
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