MELODY 2017 12月号 秘密 冬蝉 act.2 その2
さてさて……
とうとう語りましょう
薪しゃんの恋を!!!

ネタバレ注意↓
身柄を解放された住田夫妻は、その足で細川教授を見舞った。
急な発熱と下痢にみまわれ、入院した細川教授だったが、にこやかに二人を迎え入れる
不起訴になったことを喜び、私たちのやっていることは間違っていない、宇宙工学の発展のために必要なことだと住田を勇気付ける
「ええただ……」
「私達に譲れない信念と宇宙への思いがあるように彼にも…検察側にもあるのだと思います。どんな事をしても守らなくてはいけないものが」
その薪はそのまま拘留所に入れられてしまった。
「あなた気に入っていたわよね」
薪のことを気にする住田に、冴子は笑顔で話しかけた。
「住田は綺麗で優秀な子が好きなんですよ
ーーあの子が17歳で京大に来た時から専攻が違うのに連れまわして……」
「そして信じられないくらい気が強い…… ああ、そうですね彼はまるで」
住田は冴子に向いて微笑み
「若い頃の冴子さんを見ているようでだから惹かれるのかもしれないな…」
ええ〜〜っ
自分の妻の若い頃に似てるから惹かれるって……
結構アブナイ先生だなあ。
細川教授は相手が男でも冴子に似ているというのは最大級の賛辞だから気をつけろと冴子をからかう。
冴子は昔18歳でネイチャーに論文が載った天才美少女としてすごい人気だった、京大の教授もホーキング博士のうまれかわりかと褒めそやした才女だ。このまま住田の細君、JAXAの部長で終わるとはおもってませんよ、という細川。
「あんたが10年前から手掛けている論文の完成を見るまで私は死にませんからね」
そんな賛辞の言葉にもかかわらず、青ざめる冴子。
また、ぐっと袖を引っ張ってアザを隠そうとする
「ええ…大丈夫です細川教授…もうすぐ……もうすぐお見せできる……かと!」
拘留された薪は硬いベッドに横になり、夢を見ていた。
2年前の、鈴木の夢だ。
あの時、彗星観察に誘われて、行かないと言ったものの結局薪は別荘に足を運んだのだ
「仕方ない……70年ぶりの回帰だしな」
そんな言い訳をしながらも、『大学時代と同じところ』にあるはずの鍵を探す
「アレ…?たしかここに…?」
その時ガチャ、という音とともに
「克洋君!」
という女性の声が響く
「食料調達して来たよーーーっ いる?見るんだよねーー?今日 彗星」
鈴木の恋人、雪子だった。
薪は思わぬ事態に動揺して、物音を立ててしまう。
その音を鈴木かと思って覗き込む雪子だったが……
雪子が目にしたのは鳥の羽ばたきと、木々の中を走り去る薪の姿だった
驚き、しばらく呆然とする雪子。
「薪…アレ?雪子?」
鈴木の声に我に帰り、ホッとした表情を見せる雪子
「何だ よかったぼっちかと思った 来れたんだ!」
笑顔で雪子を迎え入れ、彗星観測する二人。
薪はひたすら2人から走って逃げて、彗星を見上げ……山の中で一人膝を抱えるのだった
………鈴木!!
ちょっと体育館裏に来い!!!
んんんんもおおおおお〜〜〜〜!!!!
薪さんを誘った時にすでに雪子さんを誘ってみた後……だったのかな?
「雪子はダメだ!」って言ったのは裏返すと誘ってみたけど全然興味を示さなかったってことで。
で親友を誘ってみたものの「彼女といけよ」とすげなく断られ。
一応「来いよ!」と言ってはみたものの、薪は頑固で頑なだからなー、こないだろーな。ちぇー。今回はぼっちか〜
とか思ってて
でも興味なさげだった彼女がきてくれて、あ、よかった!来れたんだ!
っていう………
ああっ普通だ……!!
普通の男だ………!!!
うん……わかってるよ。そうだよね。
鈴木さん普通の男の子だよね……。
わかってるけど〜〜!!
薪さんはぼっちで膝抱えとんじゃあ〜〜!!!
そしてね、『普通』で考えたら
どんなに強い友情でも、本当に友情なら逃げたりしないでしょう??
あそこで逃げちゃったのは、やっぱり薪さんが鈴木さんを好きだから……
どうしても後ろめたい気持ちがあったから、ですよね?
そしてそれを雪子さんも感じ取っていたからこそ。
鈴木さんに薪さんらしき人がいたよ?とは言わなかった。
うおおおお〜〜〜
しかし、逃げちゃった自分に絶対後悔したよね。薪さん……。
いや、逃げたことよりも……
今日まんまとここに来てしまった自分を後悔してるよね??
絶対恥ずかしいよね……???
もう身の置き所がないとはまさにこのこと……。
だから山の中ぼっちで膝を抱えてしまったのね……!!!
ところで。薪さんここまで車で来てますよね??きっと。
雪子さんの「ばん!」も車のドア閉めた音かなって思うんですけど……
山の中めちゃくちゃに走って逃げた薪さんですけど、結局車取りに帰った……んじゃないかと………。
そしてその車………に……鈴木さん気がついたりしなかったのかなあ………???
うわ、どんな羞恥プレイ……。
いろんな意味でマジ鬼畜な回想シーン(夢?)でありました。
でも興奮した……(笑)
そして、寝顔可愛かった!ね、なみさん!!

そんな悲しくも面白い夢を見た薪さんでしたが
次回レビューでは気が小さくて力持ちなあの人が東京からやってきます。
とうとう語りましょう
薪しゃんの恋を!!!

ネタバレ注意↓
身柄を解放された住田夫妻は、その足で細川教授を見舞った。
急な発熱と下痢にみまわれ、入院した細川教授だったが、にこやかに二人を迎え入れる
不起訴になったことを喜び、私たちのやっていることは間違っていない、宇宙工学の発展のために必要なことだと住田を勇気付ける
「ええただ……」
「私達に譲れない信念と宇宙への思いがあるように彼にも…検察側にもあるのだと思います。どんな事をしても守らなくてはいけないものが」
その薪はそのまま拘留所に入れられてしまった。
「あなた気に入っていたわよね」
薪のことを気にする住田に、冴子は笑顔で話しかけた。
「住田は綺麗で優秀な子が好きなんですよ
ーーあの子が17歳で京大に来た時から専攻が違うのに連れまわして……」
「そして信じられないくらい気が強い…… ああ、そうですね彼はまるで」
住田は冴子に向いて微笑み
「若い頃の冴子さんを見ているようでだから惹かれるのかもしれないな…」
ええ〜〜っ
自分の妻の若い頃に似てるから惹かれるって……
結構アブナイ先生だなあ。
細川教授は相手が男でも冴子に似ているというのは最大級の賛辞だから気をつけろと冴子をからかう。
冴子は昔18歳でネイチャーに論文が載った天才美少女としてすごい人気だった、京大の教授もホーキング博士のうまれかわりかと褒めそやした才女だ。このまま住田の細君、JAXAの部長で終わるとはおもってませんよ、という細川。
「あんたが10年前から手掛けている論文の完成を見るまで私は死にませんからね」
そんな賛辞の言葉にもかかわらず、青ざめる冴子。
また、ぐっと袖を引っ張ってアザを隠そうとする
「ええ…大丈夫です細川教授…もうすぐ……もうすぐお見せできる……かと!」
拘留された薪は硬いベッドに横になり、夢を見ていた。
2年前の、鈴木の夢だ。
あの時、彗星観察に誘われて、行かないと言ったものの結局薪は別荘に足を運んだのだ
「仕方ない……70年ぶりの回帰だしな」
そんな言い訳をしながらも、『大学時代と同じところ』にあるはずの鍵を探す
「アレ…?たしかここに…?」
その時ガチャ、という音とともに
「克洋君!」
という女性の声が響く
「食料調達して来たよーーーっ いる?見るんだよねーー?今日 彗星」
鈴木の恋人、雪子だった。
薪は思わぬ事態に動揺して、物音を立ててしまう。
その音を鈴木かと思って覗き込む雪子だったが……
雪子が目にしたのは鳥の羽ばたきと、木々の中を走り去る薪の姿だった
驚き、しばらく呆然とする雪子。
「薪…アレ?雪子?」
鈴木の声に我に帰り、ホッとした表情を見せる雪子
「何だ よかったぼっちかと思った 来れたんだ!」
笑顔で雪子を迎え入れ、彗星観測する二人。
薪はひたすら2人から走って逃げて、彗星を見上げ……山の中で一人膝を抱えるのだった
………鈴木!!
ちょっと体育館裏に来い!!!
んんんんもおおおおお〜〜〜〜!!!!
薪さんを誘った時にすでに雪子さんを誘ってみた後……だったのかな?
「雪子はダメだ!」って言ったのは裏返すと誘ってみたけど全然興味を示さなかったってことで。
で親友を誘ってみたものの「彼女といけよ」とすげなく断られ。
一応「来いよ!」と言ってはみたものの、薪は頑固で頑なだからなー、こないだろーな。ちぇー。今回はぼっちか〜
とか思ってて
でも興味なさげだった彼女がきてくれて、あ、よかった!来れたんだ!
っていう………
ああっ普通だ……!!
普通の男だ………!!!
うん……わかってるよ。そうだよね。
鈴木さん普通の男の子だよね……。
わかってるけど〜〜!!
薪さんはぼっちで膝抱えとんじゃあ〜〜!!!
そしてね、『普通』で考えたら
どんなに強い友情でも、本当に友情なら逃げたりしないでしょう??
あそこで逃げちゃったのは、やっぱり薪さんが鈴木さんを好きだから……
どうしても後ろめたい気持ちがあったから、ですよね?
そしてそれを雪子さんも感じ取っていたからこそ。
鈴木さんに薪さんらしき人がいたよ?とは言わなかった。
うおおおお〜〜〜
しかし、逃げちゃった自分に絶対後悔したよね。薪さん……。
いや、逃げたことよりも……
今日まんまとここに来てしまった自分を後悔してるよね??
絶対恥ずかしいよね……???
もう身の置き所がないとはまさにこのこと……。
だから山の中ぼっちで膝を抱えてしまったのね……!!!
ところで。薪さんここまで車で来てますよね??きっと。
雪子さんの「ばん!」も車のドア閉めた音かなって思うんですけど……
山の中めちゃくちゃに走って逃げた薪さんですけど、結局車取りに帰った……んじゃないかと………。
そしてその車………に……鈴木さん気がついたりしなかったのかなあ………???
うわ、どんな羞恥プレイ……。
いろんな意味でマジ鬼畜な回想シーン(夢?)でありました。
でも興奮した……(笑)
そして、寝顔可愛かった!ね、なみさん!!

そんな悲しくも面白い夢を見た薪さんでしたが
次回レビューでは気が小さくて力持ちなあの人が東京からやってきます。
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