MELODY 2018 2月号 秘密 冬蝉 act.3 その3
ニュースで金沢普段の2倍くらいの雪が降ってるって……
大丈夫ですかなみさあああああん!!
そんなわけで、ラストレビュー!

あー、薪さんのこのお顔大好物です。
ごちそうさま。
「証拠はあるんです 冴子先生
あなたの頭の中に」
そのセリフにハッとする青木。
対して住田はポカン、とする
「?薪君それはどういう…」
「『証拠』は冴子先生が『見て』いる…僕はそう確信しているんですが…
まあ いずれわかりますーーーですよね?」
その言葉の意味を察して青ざめる冴子
グラっと倒れ、住田は慌ててその体をベッドに横たえようとする
「やめて…」
「冴子さん?」
「…お願い…お願い…見ないで…」
「そうはいきませんよ…」
しかし薪はさらに冴子を追い詰めた
「それで…急性骨髄性白血病と宣告された冴子先生の余命はあとどのくらいでしたっけ?
冴子先生の脳が見れるのは?」
そのセリフに青木も青ざめ「薪さん…!」と声をかけるが、薪は追求の手を緩めない
「しかし天才の冴子先生にしては焦って随分と雑な仕事をしましたね
今まで全員病死扱いだったから疑われないと油断した?それともまさかこんなに早く自分自身の脳が見られる展開になるとは思わなかった?」
「なんて非道いことを…どうかしている…」
住田の力ないセリフに畳み掛けるように叫ぶ薪
「どうかしている?どうかしていたのはどっちですか…!
僕じゃない!あなた達2人がしてきたことですよ!」
宇宙工学の発展という名目で個人の脳を沢山見てきた
京都地検で冴子先生が熱弁をふるい不起訴を勝ち取った!!
何ておっしゃいました!?『脳もまた後世のため「役」にたてるべき』?
「やめて…!」
「薪君!」
薪は冴子の脳を住田がみて役にたてなくてどうする、自分たちの主張通りみたらいいと2人に言い放った
「怖いですか?もしかしたら沢山の論文や研究データに紛れて冴子先生が細川教授を殺害する画をみつけてしまうかもしれないから?」
「人の脳は平気で見るくせに自分のは嫌だと言うのはずい分と自分勝手な」
薪の頬を平手打ちした音が病室に響く。
逆上した住田が薪の襟元を掴んでもう一度その手を振り下ろそうとしたその時
「やめて私が殺したの…!」
冴子がその手を掴み、押しとどめる
「私が殺したのよ!」
細川教授のお茶に培養したウィルスをいれて。
どうしても論文を完成させたかったから。
「完成させてまたあなたに認めてもらいたかった
『やっぱり君は凄い』って
天才だって
だから
だから見ないで…!
あなたにだけは私が人を殺める所を見られたくない」
ごめんなさい、と繰り返し謝る冴子。
あなただけはずっと ずっと
私を崇拝していて
優秀で美しかった住田冴子だけを覚えていて
あなただけは
「絶対に私の脳は見ないと約束して
お願い
お願い…」
青木が住田の手から薪を助け起こす。
力なく項垂れる住田夫妻に薪はーー
「今のは 自供ととってよろしいですか?」
ボイスレコーダーを2人の眼の前に差し出す
「冴子先生 細川教授殺害をお認めになるんですね?」
住田は涙を流しながら信じられないものを見るように薪の顔を見つめた
「すみません ちゃんと録れるよう声に出して下さい」
住田がフラッと立ち上がり、さっきは手を上げてすまなかったと力なくつぶやくように言った。
「しかし君は
君は優秀な警察官にはなったが人の心はなくしてしまったのか…」
住田先生に嫌われたくない……
けど、追求の手を緩めるわけにはいかない。
そんな薪さんの葛藤が痛々しかった。
そして、これ薪さんそんな非道いかな?
いやにゃんたろーは薪モンペじゃないですよ??
でもなんつーかここを読んだときに
盗人猛々しい
という言葉が頭をぐるぐるしました
いやいやいや
非道いのは自分のために人を殺しておいて平気で論文書いてる冴子さんでしょ??
しかも、細川教授って結構親しい人で、仲間で先輩?でもあり先生でもあった人でしょう?
そんな人を研究のために殺しちゃうなんて……
鬼だよ。
まあ、最初の提案時には細川教授のデータを盗もうとか考えていたわけじゃなくて、本当に「脳を役立てるべき」だと考えてのことだったんだろうけど……。
そして自分の脳がみられる可能性をまったく考えてなかった冴子さんにあんぐり。
えええ〜〜??
そこは考えるでしょ……???
残るのが住田先生だからそれはないと思ってたの??
ええ〜〜???
自分が言いだしておいてそれはないんじゃない??
そんで飽くまで冴子さんの味方をする住田先生……
ドン引かないんだ………。
ま、まあある意味それも愛??
人の心を無くしたのは冴子さんだと思うんだけど……
薪がまだ学生だった頃の記憶が再び蘇る
京大の構内で死にゆく蝉を見て涙した住田にハンカチを差し出す薪
そのハンカチで涙をぬぐう住田に薪は言った
「このセミにとっての一週間はもしかしたら土の中から出て今アリに食われ絶命するまでの時間は
我々の80年よりも
いやもしかしたら
地球誕生46億年に匹敵する程長くドラマチックだったのかもしれませんよ」
「荘子の『胡蝶の夢』か!」
セミにとっては果てしなく果てしなく長い一週間だったのもしれないし
我々の一生もまた神の瞬きかもしれない
この宇宙そのものが蝉のみているユメかもしれない
果てしなく
そして
はかない夢
一瞬一瞬が美しく
消え去るはかない夢
そうして冴子は住田ともに警察に連行されたがーー
無表情なまま黙り込む薪。
青木は住田教授に対する薪の好意を目の当たりにしただけに、そんな薪を今までみたことがなかっただけにーー
「薪さ…」
声をかけるが、薪はなにも言わず、その場を立ち去った。
冴子は細川教授殺害有罪判決になり、物議を醸すも予定通りすいせい2は打ち上げられーー
刑期停止のまま、7月下旬ハレー彗星飛来を待つように入院先の病院で死亡した。
青木君がちゃんと薪さんの心中を察していたのがちょっと嬉しかったり……
でも「スッ」って逃げられちゃったけどね!!
そして次号、冬蝉最終回でしょうか。
冴子の脳は、見られない……んでしょうね。きっとね。
そして住田先生は何を思うんでしょう。
そして………
鈴木再びなるか………???
だって回収されてないじゃん!!
いや、回収されなっくてもいいのか……。
薪さんの切ない恋の記録ということで……??
2/28も楽しみですね〜!
はっ!その前に冬季オリンピック始まるじゃないか!
わ〜いろいろ目白押しだな〜。
というわけで、次号も楽しみです!
大丈夫ですかなみさあああああん!!
そんなわけで、ラストレビュー!

あー、薪さんのこのお顔大好物です。
ごちそうさま。
「証拠はあるんです 冴子先生
あなたの頭の中に」
そのセリフにハッとする青木。
対して住田はポカン、とする
「?薪君それはどういう…」
「『証拠』は冴子先生が『見て』いる…僕はそう確信しているんですが…
まあ いずれわかりますーーーですよね?」
その言葉の意味を察して青ざめる冴子
グラっと倒れ、住田は慌ててその体をベッドに横たえようとする
「やめて…」
「冴子さん?」
「…お願い…お願い…見ないで…」
「そうはいきませんよ…」
しかし薪はさらに冴子を追い詰めた
「それで…急性骨髄性白血病と宣告された冴子先生の余命はあとどのくらいでしたっけ?
冴子先生の脳が見れるのは?」
そのセリフに青木も青ざめ「薪さん…!」と声をかけるが、薪は追求の手を緩めない
「しかし天才の冴子先生にしては焦って随分と雑な仕事をしましたね
今まで全員病死扱いだったから疑われないと油断した?それともまさかこんなに早く自分自身の脳が見られる展開になるとは思わなかった?」
「なんて非道いことを…どうかしている…」
住田の力ないセリフに畳み掛けるように叫ぶ薪
「どうかしている?どうかしていたのはどっちですか…!
僕じゃない!あなた達2人がしてきたことですよ!」
宇宙工学の発展という名目で個人の脳を沢山見てきた
京都地検で冴子先生が熱弁をふるい不起訴を勝ち取った!!
何ておっしゃいました!?『脳もまた後世のため「役」にたてるべき』?
「やめて…!」
「薪君!」
薪は冴子の脳を住田がみて役にたてなくてどうする、自分たちの主張通りみたらいいと2人に言い放った
「怖いですか?もしかしたら沢山の論文や研究データに紛れて冴子先生が細川教授を殺害する画をみつけてしまうかもしれないから?」
「人の脳は平気で見るくせに自分のは嫌だと言うのはずい分と自分勝手な」
薪の頬を平手打ちした音が病室に響く。
逆上した住田が薪の襟元を掴んでもう一度その手を振り下ろそうとしたその時
「やめて私が殺したの…!」
冴子がその手を掴み、押しとどめる
「私が殺したのよ!」
細川教授のお茶に培養したウィルスをいれて。
どうしても論文を完成させたかったから。
「完成させてまたあなたに認めてもらいたかった
『やっぱり君は凄い』って
天才だって
だから
だから見ないで…!
あなたにだけは私が人を殺める所を見られたくない」
ごめんなさい、と繰り返し謝る冴子。
あなただけはずっと ずっと
私を崇拝していて
優秀で美しかった住田冴子だけを覚えていて
あなただけは
「絶対に私の脳は見ないと約束して
お願い
お願い…」
青木が住田の手から薪を助け起こす。
力なく項垂れる住田夫妻に薪はーー
「今のは 自供ととってよろしいですか?」
ボイスレコーダーを2人の眼の前に差し出す
「冴子先生 細川教授殺害をお認めになるんですね?」
住田は涙を流しながら信じられないものを見るように薪の顔を見つめた
「すみません ちゃんと録れるよう声に出して下さい」
住田がフラッと立ち上がり、さっきは手を上げてすまなかったと力なくつぶやくように言った。
「しかし君は
君は優秀な警察官にはなったが人の心はなくしてしまったのか…」
住田先生に嫌われたくない……
けど、追求の手を緩めるわけにはいかない。
そんな薪さんの葛藤が痛々しかった。
そして、これ薪さんそんな非道いかな?
いやにゃんたろーは薪モンペじゃないですよ??
でもなんつーかここを読んだときに
盗人猛々しい
という言葉が頭をぐるぐるしました
いやいやいや
非道いのは自分のために人を殺しておいて平気で論文書いてる冴子さんでしょ??
しかも、細川教授って結構親しい人で、仲間で先輩?でもあり先生でもあった人でしょう?
そんな人を研究のために殺しちゃうなんて……
鬼だよ。
まあ、最初の提案時には細川教授のデータを盗もうとか考えていたわけじゃなくて、本当に「脳を役立てるべき」だと考えてのことだったんだろうけど……。
そして自分の脳がみられる可能性をまったく考えてなかった冴子さんにあんぐり。
えええ〜〜??
そこは考えるでしょ……???
残るのが住田先生だからそれはないと思ってたの??
ええ〜〜???
自分が言いだしておいてそれはないんじゃない??
そんで飽くまで冴子さんの味方をする住田先生……
ドン引かないんだ………。
ま、まあある意味それも愛??
人の心を無くしたのは冴子さんだと思うんだけど……
薪がまだ学生だった頃の記憶が再び蘇る
京大の構内で死にゆく蝉を見て涙した住田にハンカチを差し出す薪
そのハンカチで涙をぬぐう住田に薪は言った
「このセミにとっての一週間はもしかしたら土の中から出て今アリに食われ絶命するまでの時間は
我々の80年よりも
いやもしかしたら
地球誕生46億年に匹敵する程長くドラマチックだったのかもしれませんよ」
「荘子の『胡蝶の夢』か!」
セミにとっては果てしなく果てしなく長い一週間だったのもしれないし
我々の一生もまた神の瞬きかもしれない
この宇宙そのものが蝉のみているユメかもしれない
果てしなく
そして
はかない夢
一瞬一瞬が美しく
消え去るはかない夢
そうして冴子は住田ともに警察に連行されたがーー
無表情なまま黙り込む薪。
青木は住田教授に対する薪の好意を目の当たりにしただけに、そんな薪を今までみたことがなかっただけにーー
「薪さ…」
声をかけるが、薪はなにも言わず、その場を立ち去った。
冴子は細川教授殺害有罪判決になり、物議を醸すも予定通りすいせい2は打ち上げられーー
刑期停止のまま、7月下旬ハレー彗星飛来を待つように入院先の病院で死亡した。
青木君がちゃんと薪さんの心中を察していたのがちょっと嬉しかったり……
でも「スッ」って逃げられちゃったけどね!!
そして次号、冬蝉最終回でしょうか。
冴子の脳は、見られない……んでしょうね。きっとね。
そして住田先生は何を思うんでしょう。
そして………
鈴木再びなるか………???
だって回収されてないじゃん!!
いや、回収されなっくてもいいのか……。
薪さんの切ない恋の記録ということで……??
2/28も楽しみですね〜!
はっ!その前に冬季オリンピック始まるじゃないか!
わ〜いろいろ目白押しだな〜。
というわけで、次号も楽しみです!
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