秘密 トップ・シークレット 2010 The Last Supper 最後の晩餐 (9巻)

STORY
薪の命は何故狙われる?

それは以前薪がたった一人で捜査させられた「カニバリズム事件」が関係していた。
青木の周辺に現れる大男の影。

そして第九には「あの世」からある男が帰ってきたーー


花に埋もれる薪さん 秘密 トップ・シークレット 9巻

おおおおおお花描くのめんどくさい……!!!

青木の母親と雪子の食事会は6月18日となった。
年配者うけするおとなしめの服を買うため、休日後輩のスガと買い物をする雪子。
スガは雪子をチェックしている「青木のように背の高い男」を見つけるが、話しているうちにその姿を消していた……


「婦人服売り場で先生なんかチェックする男性って珍しいから興信所かと」
ってほんとどんだけ失礼なのスガチャーーーーン!!「先生なんか」って!!雪子さんも怒りなよ!
しかし、なんで雪子さんそんな戦闘的な服しか持ってないんですか。

岡部と青木は、薪が茨城の病院まで確認しに行った男について資料を調べていた。

その男は「貝沼事件」の生き残り、精神に障害をきたして長期入院となった「滝沢幹生 警視」
昔のパスワード、ときいてこの男がただひとりそれを知る者だと考えたのだ。

しかし、病院で拘束されている彼に今回の情報漏洩や爆破は不可能だと言う岡部。

「この人発足時のあの写真に入ってない気が……」と青木が広報誌でみた写真の記憶から言うと、岡部は滝沢が57年末の「カニバリズム」事件の直後に入ったことに思い至る。
その奇妙な事件の名前を訝しく思う青木にーー

「おまえ 今井に何故薪さんが「秘密」のために命まで狙われるのかきいたんだって?」

いくら薪が重大事件を捜査してきたからといって、命まで狙われるというのは異常だと言う青木に、岡部はこの「カニバリズム」事件を一人で捜査させられた後から薪の命が狙われるようになったのだと話す。

記録にも残っていない、闇に葬られた事件の一つ。

だが、当時を知っているものは薪が「見た」であろうことはみんな勘づいていた。

「だから狙われるんだ。薪さんの命が 脳が」


私の好きなカラーイラストの目を閉じたバージョン……!
挿入される殺害現場に胸が苦しい……!!


車の爆破後、長官命令でSPをつけられた薪はイライラしていた。
曽我はうっかり鳴らした携帯をゴミ箱に投げ捨てられ、岡部には荒い口調で命令し、SPにも厳しく当たる。

青木はトイレに立った薪の後を追い……
「SPなしで話せるのここしかなかったんで」と扉を閉めた。

カチッとトイレの鍵を閉めたのかと思ってたんだけど岡部さんがあっさり入ってきてるのを見ると鍵は閉めてなかったんですね。あれ??


青木は薪が命を狙われる原因となった「カニバリズム事件」を公表するべきだと進言する。

今から5年前、北海道でおこった大地震被害にあった病院後からただひとり救助された少年がいた。
他の18人の遺体の状態に不審な点があったため少年に事情を問いただしたところ、彼は死の間際に
「僕は他の患者の遺体を食べて生きのびた」
と告げたのだ。

それが「カニバリズム事件」であり、その脳は非公式に第九にまわされ、薪がたった一人で捜査に当たった。

薪は部下を危険にさらすのを畏れ一人で総て処理しようとしたがーー
当時、第九の副室長だった鈴木も、「カニバリズム事件」を「見て」いたのだった。
それは一人でも多くの人間が「秘密」を共有することにより薪一人が暗殺されるリスクを減らそうという鈴木の思いだった

そして、2年前鈴木の脳をみた青木も、その事件を「見た」

鈴木の脳の「カニバリズム事件」の映像を公開するべきだ。公のものにしてしまえば薪の命が狙われることはないと迫る青木に、薪は青ざめ「2度とこの話はするな」と怒鳴る。

薪の命が守れるなら自分が代わりに「カニバリズム事件」の報告書を作成することだって出来ると声を荒げる青木にーー
薪は思い切り平手打ちをくらわせる。
その衝撃で飛んだメガネと乱れた前髪の青木を見て、薪の唇はかつて彼を守って死んだ親友の名前を呼ぼうとした。

「鈴木さんの脳を公開すべきです あの人はもう死んだんですから」
「人の命より大切な秘密があるんですか?オレはただ薪さんを…」
SPにも聞こえている、口を慎めと入ってきた岡部は止めるが、青木は止めようとしない。

「僕を 何だ」
「僕を守るとでも言うのか?」

自分の家ですら安心して眠れない恐怖を味わいたいのか、「カニバリズム事件」を見たと吹聴して自分の車に爆弾を仕掛けられたいのか、おまえだけならまだいい、もしもーー雪子の車に仕掛けられたら、と一遍でも考えたことがあるのか。
その時彼女を守りきる自信があるのかーー

「今のおまえに人を守れる力が 何かあった時に責をとる その覚悟があって言っているのか!」

薪の言葉に、青木は返す術が無かったーー。



鈴木さん似 秘密 トップ・シークレット 9巻


ああっバカバカバカ青木!


この時こんなこと大声で叫ばなければ、事件に巻き込まれることもなかったかもしれないのに!!
のにーーーーーーー!!!!!

薪さんの蒼白な顔に、青木くんが危険にさらされるかも、と心配しているのがうかがえます。
そうだよー!青木くん迂闊すぎなんだよー!!

やっぱりここでも青木くんの提案にはHOWがない。

心意気はともかく、7巻の咲ちゃん救出のときも、「どうやって?」が欠落してたし、このときも情報を勝手に公開したら薪さんの立場もあやういし、責任を誰が取らされるのかも考えてない。
少なくとも青木くんだけじゃ済まないことぐらいはわかるはず。

さかのぼるけど1巻のときだって、鈴木さんの死んでまで守ろうとした秘密を簡単に薪さんに伝えちゃって、それで彼がよけいにショックを受けるとは考えなかったのか?!
いつも提案の後は薪さんが考えてくれるって思っているのか!?
なんでも薪さんにおっかぶせやがって。

いや、でもなあ……それも青木くんの良さなのか………なあ…………
ただひとえに若さゆえ……??

手紙の件も方法は薪さんが考えてくださいとか言わないでね……(ボソっ)

あっ?!でも「どうやって?」を自分で考えて行動していた鈴木さんはそのせいで死んじゃったわけだから、ある意味それがない方が良かったのか!?そうなのか!?

「あの人はもう死んだんですから」っていうセリフはちょっと青木くんらしくないですね。
やっぱり彼も鈴木さんにはちょっと嫉妬しちゃってるんだなあ。




6月18日、恵比寿で雪子を母親と姉夫婦に紹介する青木。
雪子が買ってきた舞のベビー服を喜ぶ姉の倉辻和歌子。紹介の会食はつつがなく終わって「一行をよろしくお願いします」と深く頭をさげる母親。姉も雪子を気に入ってくれたようだった。

「あっ そうだ一行 あなた最近家に来た?」
「え?いや 何で?」
「じゃあ誰だったんだろう 190近かったって聞いたからてっきり…」

にこやかに、「あまりあせらないで」「ちょっと無理してる感じがする。わざわざ地味で老けて見える髪型にし続けてるトコとか」と姉らしい労りの言葉を残して帰宅した姉夫婦。

会食後青木と雪子はホテルのバーで話をしていた。
姉弟仲がよく、絵に描いたように健全な青木家の様子に「まっすぐすくすく育ってきたんだなーって感じがして」ホッとする、と語る雪子。

「剛君があなたを好きなのがわかる気がする 彼が憧れてる物があなたの中に一杯つまってる」

まさか、そんなわけがないと言う青木
「もし万が一そういう事があるとしても それはきっと」

……きっと。自分を通して「鈴木」を見ているだけなのだーー

そんな青木の心を察してか、雪子は今の髪型のほうが「青木くんらしくて私は好きだよ」とキスをした。

ここは恵比寿のガーデンプレイスですねー!
ホテルはきっとウェスティンがモデルじゃないかしら??素敵なホテルですよー。
しかし、婚約者に「薪さんが実は女の子だった」「やったー」って夢を何度も見たって言っちゃう!?
本当に雪子さんは心が広いわね。
しかしその夢……
憧れてたのは自分のほうだという理由にその夢はどうなのよ(苦笑)

このころから(もしかするとずっと前から?)3人の「好き」って言葉の意味は微妙に食い違っている気がする。
なんだか噛み合ってない感じ。


同じ頃、第九では薪と岡部が仕事をしていた。
所長の田城から電話がありこれから来るという。

「こんな時間に?」という薪に「こんな時間」に仕事している人が何を言っているのだと言う岡部。
「あ、そうだ 青木が三好先生を家族に紹介するっていってた……きっと今頃」と雑談をするが、薪は一心に仕事に向かう。
その様子に思わず「大丈夫ですか」と問うがーー

驚いたような顔をして動きを止めた薪に、余計なことを言ったかとうろたえ謝る岡部。

「相変わらずだな」
「第九一 いや 警察官一の猛者がおまえの顔色ひとつにびびりまくってるじゃないか」

その声の主をみて……薪は言葉を失った……。


ここの、「大丈夫ですか」は何の大丈夫ですかだったんだろう。
岡部さんは薪さんの恋心に気がついていたのか。
それとも単になんだか様子がおかしい薪さんを心配してだったのか、ちょっと読み取りかねる。

ちなみに私が岡部さんによくつかう「サッカン(警察官)一の猛者」はこの滝沢さんのセリフからきています


青木の携帯に姉の和歌子の携帯から連絡が入ったものの、折り返しても電話に出ないので様子を見に行くことにした青木。
雪子にホテル内から出ないよう言い含め、倉辻家に向かう。

自宅に電話しても、誰もでない。
倉辻家に到着した青木は、10時すぎなのに全室に明かりがついてカーテンも引いてない様子を不審に思う。

チャイムを鳴らしても名前を呼んでも応答がないため、合鍵をつかって中に入ることにーー







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コメント

Secret

きちゃいました……

eriemamaさん
とうとう最後の章に……辛すぎる事件です〜〜!

薪さんに鈴木さんの存在は大きすぎますからね〜いろんな意味で。
青木くんあんまり嫉妬とかしないコだと思いますが、鈴木さんだけは別ですね。ふふふ。

そう!あれはきわどい!>岡部さん
清水先生、他にもいろいろうまく作ってあるんですよねー!
でも岡部さん、じぶんでその話題振っといて大丈夫ですかはないだろとも思ったり……(笑)

あのお花モチーフ、全部で3回出てきますよね。どれも綺麗で大好きなんですが描くのは大変だっただろうなあ〜



なみたろうさん
泣いてる!!いや、私も泣きます……ここから最後まで辛すぎる……

9〜12はやめられないですよね!ドキドキしちゃってもう……!

花に埋もれた薪さん、きれいですよねー。私も見るのは大好きなのですが、今回描いていて途中でちょっと飽きてきてしまって……ゴホン。描くのは大変ですね!
11巻の埋もれカラーもとてつもなく好きです〜。

つらい…

オーイオイオイ。←泣いてる
もう感想と考察はにゃんたろーさんとeriemamaさんにおまかせ。この辺つらい~( ;∀;)

私、最初の予定ではコミックス少しずつ買い揃えるつもりだったんですけど、この辺から我慢できなくて、また本屋さんになかったりして、何かに取り憑かれたように走り回って探して買って、てのを思い出します。書店の駐車場ですぐ読んじゃったり。
薪さんが心配で心配で、「青木のバカッ」とか言いながら。

しかし「花葬」イラスト、ほんと綺麗ですよね。大好きです。相変わらずよく再現できるなと尊敬しきりでございます!

きちゃいましたね…(続きが怖い~)

いよいよ!いよいよですね…i-238

青木の、あの人はもう死んだんですから、とか前のあなたはまるで鈴木さんの脳の墓守だ(うろ覚え)とかいうセリフ聞いてると、もっと部下として鈴木さんと重ねずに見て下さい、じゃなくもっと人間としてあの人じゃなく俺を見て下さいよ!っていう鈴木さんばっか見てる薪さんへの苛立ち≒嫉妬が現れてるように私も思います。それで、いい年してそれが何たるかもわからない青木にイラッと…いえ何でもないです(笑)。

岡部さんの大丈夫ですか、は際どいんですがやっぱ誰かさん登場で遮られちゃうんですよねぇ。清水先生、うまい(笑)。

お花に埋もれて眠る薪さんはホント綺麗…あれは私も大好きです。あの花には先生の執念…いや、愛を感じます(笑)。
プロフィール

ねこじゃらしにゃんたろー

Author:ねこじゃらしにゃんたろー
こんにちは
にゃんたろーです!

清水玲子さんの「秘密」についてのレビューを書き散らかします。
ネタバレばかりです。要注意です。

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