秘密 トップ・シークレット 2003(2巻)レビュー1

STORY
2061年1月9日 3年前世間を震撼させた鎌倉一家惨殺事件の犯人 一家の父親、露口浩一の死刑が執行された。
年末に父親が亡くなり、葬儀を終えて年明けに第九に戻ってきた青木一行に露口死刑囚の「脳を見る」よう特別捜査の命令が下る。
父親が亡くなったばかりでの特捜に、岡部は心配し反対するが、薪に「大丈夫です。きちんとやります!」と答える青木だった。

しかし、露口の脳に映っていたのは、彼が殺人を犯す場面ではなく、彼の美しい娘 絹子が刃物を持ち返り血を浴びた姿だった。
そして、行方不明になっていたはずの絹子が発見されるーーーーーー

———————————————————————————————————————

はい!絹子事件ですね!

これは名作回ですよね。かなり好きな事件です。(作品としてね)
そして青木くんのトラウマ回でもあります!


2060年末、福岡にて青木の父の葬儀が執り行われるーーーー

年末にお父様を亡くされた青木くんーーー
あの若さ(たぶん23歳?)でお父様を……とても辛いことでしょう。ご病気だったんでしょうかねえ。

戻ってきた青木くんを気遣う第九メンズ優しい。
特に曽我さんは年賀状を出してしまったことを後悔して謝ります。意外と繊細なんですね。曽我さん………

(でもマナー的には年賀状出してもオッケーらしいですね。喪中に自分は出せませんが失礼いたしますという意味で喪中ハガキを出すらしいです)

帰ってきたとたん、薪さんから呼び出し!

2061年1月11日 第九に戻ってきた青木に、
3年前世間を震撼させた鎌倉一家惨殺事件の犯人 一家の父親、露口浩死刑囚の「脳を見る」よう特別捜査の命令が下る。

死刑囚の脳を見ることは「特捜」で「絶対の守秘義務」が発生する。
しかも露口の事件は被害者の脳が全て潰されていたため、今回が初めてで唯一の「事実」になる。
その重さゆえ、父親を亡くしたばかりの青木には荷が重いのではと気遣う岡部だったが
「やります やらせてください お気遣いありがとうございます でも大丈夫です きちんとやります」
と心を決める青木だった。


「何かあったら私にだけ報告を」
出た出た!一人称「私」

薪さん微笑む………!(珍しい!)
青木くんの成長が嬉しいって感じの笑みですね。


しかし、岡部さんのいうとおり、なぜにこの状態の青木くんにこの捜査を……??
たぶん、青木くんが適任だと思ったからなんですよね。うーーーん。
まあ、どの捜査も大変そうだから……大差ないと思ったのかな。

それがまああんな………



すでに刑が確定している死刑囚の脳を見る意味は、

その罪と自供、事実に食い違いがないか
死刑囚が他の犯罪に関与していなかったか
を調べるため。何を発見しても判決が覆ることはない。

今回の露口死刑囚は モルヒネで体の自由を奪った後 妻、母親、次女を包丁で惨殺したあと、頭を潰している。
「本人の自供も物的証拠もしっかりしているし問題はないだろう」と言う岡部。

しかし、露口の脳に映っていたのは、彼が殺人を犯す場面ではなく彼の美しい娘 長女絹子が刃物を持ち返り血を浴びた姿だった。
露口は自分の娘である絹子を愛しており、彼は絹子を庇うために自らを犯人と名乗り、絹子の痕跡を隠蔽し死刑になったのだった。

「露口は冤罪で死刑になったんですよ!」
と薪に真実を訴える青木だったが
「冤罪などと軽々しく口に出すな…!立派な共犯だ!」と言い放つ薪。

そんな時、行方不明だった長女の絹子が保護されたとの情報が入る


うおーーー!

これを一人で見てしまった青木くんの心拍数を思うとこっちもドキドキしてきます。
慌てて真実を訴えてくるときに、薪さんが青木くんの右手を握っているの、気がつきましたか皆様。

ここらへんの見せ方、すっごく うまい!
緊迫感があって、清水先生の映画的なカット割りがもう、本当に素晴らしい!

全然絵からはわかりませんが、きっと事実を知った薪さんも心臓ばくばくだったんじゃないかしら……
そんなことないかなー。まきさんわかりにくい。

絹子事件 薪の心中


保護された絹子は3年間記憶喪失になっており、湖に落ちた事故により記憶を取り戻したと言う。

薪に彼女が真犯人だと訴える青木だったがーーー
刑が確定しているこの事件はなにがあっても覆らず、殺人犯として彼女を処罰することはできない。

せめて監視と調査をと食い下がる青木に無罪放免だと厳しく言い放つ薪。

しかし、長官とも相談して、絹子の犯行は「枯殺」と判断されたってーーーー!!えーーーー!
この時ばかりは青木くんに同調してしまいます。
確かに刑が確定したものを掘り返すのは警察にとってはまずいだろうけどさーー

絹子に「あなたがMRIスキャナーで父の脳を見てるって聞いたわ」「本当に見てるの?」と問い詰められる青木
絶対の守秘義務を持つ特捜のため、もしそのことを他に漏らしたり、絹子を尋問したりすれば、青木が逆に不法行為に問われることになる。

何も言えず憤り震える青木に

「恥知らず」
「寝室にかくしカメラつけて夫婦の情事をのぞき見たり 人の家のトイレの汚物入れの中身を全部拾ってかいでまわってる…」
「あんた達のやってるエラそうな「捜査」ってそういう事よ……」
「私より今あんたのやってる事の方がずっと恥ずかしい事よ ゲス野郎!」

と痛烈な言葉をぶつける絹子だった。


ふおおお〜〜絹子こわっ!!


露口の報告書を引き続きまとめるように言われた青木は複雑な想いを抱えつつ、MRIの画像を見続ける。
そんな折、福岡から上京していた母親と面会し、父の日記を「行ちゃんが見るなり処分するなりしなさい」と渡される。

いまだ偏見の残る第九のMRI捜査--

青木の両親は親戚に彼が第九に勤めていることを隠しているのだった。
仕事内容がわかりにくいため「警察庁に勤めている」とだけ話していると言うがそれは本心なのだろうかーー

「誰でも たとえ…どんな人でも人には知られたくないものがあるからね」
「あんたもそれだけは忘れんようにね」

と母はつぶやくように青木に言うのだった。


父親は本当は自分の仕事をどう思っていたのかーー
嫌っていたのか、誇りにおもってくれていたのか。

露口の脳に残る、絹子の情事を見ながら やりきれない想いを抱き泣きながら報告書をまとめる青木だった。

報告書を提出した青木は父の日記を1冊だけ残し、他を全て燃やす。
その炎を見つめ涙するが、一枚の写真が燃えゆくのに気がつく。
それは第九の前で微笑む父の姿。
『一行の初の勤務先 第九研究室の前で』と手書き文字が添えられている。
写真はあっという間に燃えてしまいーー

本当は?本当は?

しってどうなる
人の秘密をしって 一体何になる

と泣き崩れるのだった……



青木クーーーーーーン!!!

かわいそうで切ない…………


青木くんのご両親にとって、彼は本当に自慢の息子なんだとおもいます。
成績優秀だし容姿端麗だし性格もいいし、健康で、なにも欠けたところがない。
そんな息子だからこそ、第九に勤めていることを言いたくなかったのかもしれませんね。

あと、お母様は一行くんを「守るべき自分の子供」というより
「自分が頼るべき息子」になっているような気がします。
まあ、もうあんな大きいし、無理もないように思いますが、そういう役回りの子供っているんですよね。
田舎の長男だし。

お母さんの性格もあるとおもいますが、そう珍しい事ではないかと思います

でもちょっと苦しいよね。40くらいならともかく、青木くんまだ23か4くらいだしね。
(誕生日いつなんだろう)
親にも理解して欲しいし、応援もしてほしい年頃だと思います。

だれか青木くんをぎゅってしてぽんぽんってしてあげて!
薪さんでも、このさい岡部さんでもいいから!


この回お話がちょっと複雑なのでレビュー2回にわけます〜〜(続く)



スポンサーサイト

コメント

Secret

プロフィール

ねこじゃらしにゃんたろー

Author:ねこじゃらしにゃんたろー
こんにちは
にゃんたろーです!

清水玲子さんの「秘密」についてのレビューを書き散らかします。
ネタバレばかりです。要注意です。

拍手のお礼コメントまとめはコチラです

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
HNNカウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR