秘密 トップ・シークレット 2003(2巻)レビュー2
レビュー2(続き)
露口の脳を見て、絹子の派手な異性交遊を報告書をまとめた青木は、薪に報告する。
「よく出来ている わかりやすい」と褒める薪。
そして
「宇野たちの事件をのぞいていけ」と言うのだった
青木が捜査していた「高校生誘拐殺人事件」を引き継いだ宇野と曽我は容疑者をつきとめ、事件は解決に向かっていた。
その事件の「行方不明高校生」のリストの写真資料の中に、絹子と情を通じていた男性が2名含まれていたーー!
絹子が一家を殺害したのは
「本当は何か別の「重大な何か」を…親に、家族に知られたからでは?」
「彼女の犯した「何かもっと大きな犯罪」を隠すための口封じだとしたら…?」
薪に彼女が過去に犯罪を繰り返していなかったか調べさせてほしいと頼む青木
薪は「どうせやるつもりなのに僕にきくな」と微かな笑みとともに肯定する。
諦めるしかなかった事件に希望が見えてきたことで、久々に明るい気持ちを抱く青木だった。
一方絹子はーー
昔馴染みの少年に声をかけ、自分のテリトリーに誘い込もうとしていた……
ここはこの話の一番の萌えポイント!
行方不明高校生リストの中に、絹子事件の手がかりを見出して高揚する青木くん
「あの 薪さんもしかしてご存知でした?」
「宇野さん達のリストの中にほくろの少年が…ってお見せした時…あまり驚かれてなかったんで…」
「…この報告書をお前が泣きながら作ったことならご存知だ」
きゃーーーー!!
真っ赤になって腰砕けになっている青木くんにまた岡部さんがヤキモチを……!!(そしてそれをなだめる曽我さん……!)
薪さんもここでは嬉しそう!青木くんが元気になって嬉しいんですね!
ずっとしょんぼりしてましたもんね!
しかしその後有効な証拠がつかめず、操作は難航する
絹子と関係のあった男性のうち4人以上が行方不明になっているのは、絶対になにかあると訴える青木だが証拠がなくては何もできない。
このまま遺体も遺体の画も出てこないなら捜査を打ち切ると通達されたその日ーー
絹子と関わりのあった少年 平井学が交通事故により死亡した。
平井学が何かを見ているかもしれない、脳をみたいという青木の訴えに「子供を亡くした親の気持ちになって考えろ!」と怒鳴る岡部だったが「もし平井少年の脳を見て何も出てこなかったら諦める、最後にするから遺族に会う許可を」と深く頭をさげる。
遺族に脳の提供を頼みに出向く青木と岡部だが、母親から平井少年が全盲であることを伝えられるーーー
岡部さんって本当に素敵な人ですね。
好きです!
結婚してください!(オイ)
絹子への糸が全て切れ、事件の追求を諦める青木。平井少年の事故現場に花を手向けにいくが、そこには絹子の姿が……
「人が死んだら必ず脳をとりにやってくるのね……死神みたい……」
岡部さんが生絹子を初めて見てその美しさに真っ赤になってます。
さては岡部さん
美少女めいた美貌の持ち主に弱いですね!
そっかあ〜〜〜だからかあ〜〜
じゃあ無理だな……(何が?)
平井少年を絹子が殺したのかもしれないと、怒りとも憎しみともつかない感情が湧き上がる青木に
絹子は「あんたに出来ることって言ったらせいぜい死体の脳みそをみてくやしがる事だけよ!」と挑発的な言葉を投げつけた。
事故現場に座り込む青木は、平井少年の血のあとの先に、もうひとつの血の跡を見てーー
「そうだ 見るべき死体が………まだ…!」
異常に広い視野、人間とは明らかに違う赤一色の世界ーーー
青木は平井少年の飼い犬「ZIP」の脳をMRIスキャナーにかけたのだった。
平井少年のペットであり友人であり、全盲の少年の目であった犬の脳……
その脳には、絹子が平井少年を事故に合わせたこと、絹子が殺した男性たちの白骨遺体ーー犯行の証拠が収められていたのだ。
「至急鑑識を連れてこの現場を捜索、それから露口絹子に逮捕状をーー」と命令する岡部。
少年の飼い犬ZIPが見ていた美しい世界。
いつも平井少年だけを見つめていたすべてが優しさと愛情に満ち溢れていた、幸せな世界。
本当にこんなに世界が美しいなら
本当にこんなに世界が愛にあふれているのなら
1冊だけ燃やせずに残した父の日記もいつか読めるかもしれない
いつか
いつか
読める日が来るのかもしれないとようやく思えた
号泣………!!!
このラストシーンは本当に必見です!
ぜひ清水玲子さんの美しい絵で、見ていただきたい……!!ですよね!
このお話、青木くんのご両親の話、絹子の話、事件の話がクロスしていてレビューがめっちゃ書きにくかった!こんなことで残りの11巻分レビューがかけるのか!私!
まあ映画公開までにはなんとか……(気長)
ZIPの脳を見ながら、事故のシーンで目を瞑ったり、沈痛な面持ちでうつむいたりする第九メンズですが、いつもの捜査のときと全然違いますね。画が違うから、素に戻っちゃうんでしょうか。
絹子は父親からの性的虐待が原因で男性を憎むようになり殺害を繰り返したのですが……
だからそうなったというにはちょっと事件が大きすぎますよね。
しかしなんだかやりきれない……後味のわるい事件でした
まあ、第九で後味のいい事件などあるわけがないのですが!
絹子からぶつけられた言葉は青木くんをかなり傷つけることに成功したらしく彼の記憶に刻まれました。
青木くん……(;ー;)
それはきっとこの作品のテーマのひとつでもあるのでしょう。
この回は、「秘密」という作品にふさわしい名作でしたね。
「よく出来ている わかりやすい」と褒める薪。
そして
「宇野たちの事件をのぞいていけ」と言うのだった
青木が捜査していた「高校生誘拐殺人事件」を引き継いだ宇野と曽我は容疑者をつきとめ、事件は解決に向かっていた。
その事件の「行方不明高校生」のリストの写真資料の中に、絹子と情を通じていた男性が2名含まれていたーー!
絹子が一家を殺害したのは
「本当は何か別の「重大な何か」を…親に、家族に知られたからでは?」
「彼女の犯した「何かもっと大きな犯罪」を隠すための口封じだとしたら…?」
薪に彼女が過去に犯罪を繰り返していなかったか調べさせてほしいと頼む青木
薪は「どうせやるつもりなのに僕にきくな」と微かな笑みとともに肯定する。
諦めるしかなかった事件に希望が見えてきたことで、久々に明るい気持ちを抱く青木だった。
一方絹子はーー
昔馴染みの少年に声をかけ、自分のテリトリーに誘い込もうとしていた……
ここはこの話の一番の萌えポイント!
行方不明高校生リストの中に、絹子事件の手がかりを見出して高揚する青木くん
「あの 薪さんもしかしてご存知でした?」
「宇野さん達のリストの中にほくろの少年が…ってお見せした時…あまり驚かれてなかったんで…」
「…この報告書をお前が泣きながら作ったことならご存知だ」
きゃーーーー!!
真っ赤になって腰砕けになっている青木くんにまた岡部さんがヤキモチを……!!(そしてそれをなだめる曽我さん……!)
薪さんもここでは嬉しそう!青木くんが元気になって嬉しいんですね!
ずっとしょんぼりしてましたもんね!
しかしその後有効な証拠がつかめず、操作は難航する
絹子と関係のあった男性のうち4人以上が行方不明になっているのは、絶対になにかあると訴える青木だが証拠がなくては何もできない。
このまま遺体も遺体の画も出てこないなら捜査を打ち切ると通達されたその日ーー
絹子と関わりのあった少年 平井学が交通事故により死亡した。
平井学が何かを見ているかもしれない、脳をみたいという青木の訴えに「子供を亡くした親の気持ちになって考えろ!」と怒鳴る岡部だったが「もし平井少年の脳を見て何も出てこなかったら諦める、最後にするから遺族に会う許可を」と深く頭をさげる。
遺族に脳の提供を頼みに出向く青木と岡部だが、母親から平井少年が全盲であることを伝えられるーーー
岡部さんって本当に素敵な人ですね。
好きです!
結婚してください!(オイ)
絹子への糸が全て切れ、事件の追求を諦める青木。平井少年の事故現場に花を手向けにいくが、そこには絹子の姿が……
「人が死んだら必ず脳をとりにやってくるのね……死神みたい……」
岡部さんが生絹子を初めて見てその美しさに真っ赤になってます。
さては岡部さん
美少女めいた美貌の持ち主に弱いですね!
そっかあ〜〜〜だからかあ〜〜
じゃあ無理だな……(何が?)
平井少年を絹子が殺したのかもしれないと、怒りとも憎しみともつかない感情が湧き上がる青木に
絹子は「あんたに出来ることって言ったらせいぜい死体の脳みそをみてくやしがる事だけよ!」と挑発的な言葉を投げつけた。
事故現場に座り込む青木は、平井少年の血のあとの先に、もうひとつの血の跡を見てーー
「そうだ 見るべき死体が………まだ…!」
異常に広い視野、人間とは明らかに違う赤一色の世界ーーー
青木は平井少年の飼い犬「ZIP」の脳をMRIスキャナーにかけたのだった。
平井少年のペットであり友人であり、全盲の少年の目であった犬の脳……
その脳には、絹子が平井少年を事故に合わせたこと、絹子が殺した男性たちの白骨遺体ーー犯行の証拠が収められていたのだ。
「至急鑑識を連れてこの現場を捜索、それから露口絹子に逮捕状をーー」と命令する岡部。
少年の飼い犬ZIPが見ていた美しい世界。
いつも平井少年だけを見つめていたすべてが優しさと愛情に満ち溢れていた、幸せな世界。
本当にこんなに世界が美しいなら
本当にこんなに世界が愛にあふれているのなら
1冊だけ燃やせずに残した父の日記もいつか読めるかもしれない
いつか
いつか
読める日が来るのかもしれないとようやく思えた
号泣………!!!
このラストシーンは本当に必見です!
ぜひ清水玲子さんの美しい絵で、見ていただきたい……!!ですよね!
このお話、青木くんのご両親の話、絹子の話、事件の話がクロスしていてレビューがめっちゃ書きにくかった!こんなことで残りの11巻分レビューがかけるのか!私!
まあ映画公開までにはなんとか……(気長)
ZIPの脳を見ながら、事故のシーンで目を瞑ったり、沈痛な面持ちでうつむいたりする第九メンズですが、いつもの捜査のときと全然違いますね。画が違うから、素に戻っちゃうんでしょうか。
絹子は父親からの性的虐待が原因で男性を憎むようになり殺害を繰り返したのですが……
だからそうなったというにはちょっと事件が大きすぎますよね。
しかしなんだかやりきれない……後味のわるい事件でした
まあ、第九で後味のいい事件などあるわけがないのですが!
絹子からぶつけられた言葉は青木くんをかなり傷つけることに成功したらしく彼の記憶に刻まれました。
青木くん……(;ー;)
それはきっとこの作品のテーマのひとつでもあるのでしょう。
この回は、「秘密」という作品にふさわしい名作でしたね。
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